仏師 松田瑞雲の仏像製作風景

御衣木(みそぎ)祈祷中の仏師、瑞雲
制作始めは用材と身を清め神霊を勧請する御衣木加持をします。

粗彫り中の瑞雲
用材を鋸で挽き鑿で大体の形にしていきます。また背中側には穴をあけ空洞を造り、木の中からも乾燥させます。仏像に勢いを持たすため日々の読経は欠かせません。

仕上げ中の瑞雲
お経を念じつつ、お顔は特に入念に仕上げます。仏像に神気、霊気がこもります。

仏師 松田瑞雲の略歴

1953 鹿児島に生まれる。本名 松田瑞雲。
1970 出家する。
1970-1980 仏道修行と仏像彫刻、彩色、彫塑など幅広い研鑽と修行。
1981 各種仏像制作の 東洋仏所設立。仏師として独立。
1983 千葉県 法福寺 釈迦、多宝仏両坐像
1985 神奈川県 法隆院 宝珠大黒天 日蓮聖人坐像 鬼子母神像
1989 神奈川県 妙泉寺 毘沙門天像(極彩色) 秋山霊神坐像(極彩色)
1996 東京 観音教会 懺悔救霊聖観世音菩薩像(極彩色)
1999 宮城県 宝照寺 菅原道真公坐像
2006 岡山 三軌堂 天照大神坐像 妙見菩薩坐像他
2007 静岡 瑞林寺毘沙門堂 毘沙門天像 吉祥天像
2007 山形 法音寺 上杉謙信ゆかりの毘沙門天像など多数制作
1981-2019 全国各宗派寺院の仏像制作。一般家庭の仏壇用仏像を制作。
1989-2019 東京、千葉のカルチャースクールに仏像彫刻教室を開いている。
1996 ニュ-ヨ-クにて個展(松田瑞雲展)
2017 還俗後も信仰心更に強く、円空上人のように仏像作家、私度僧として宗派を超え造仏に携わる。仏像のご利益話では人々に宗教心を勧めている。