奈良の薬師寺の近くに住む盲人が千手観音像の御利益で両目が見えるようなった話。 |
今は昔、奈良の薬師寺の近くに住む両目が見えない盲人がいた。
ある時、千手観音の誓願に「目の見えない人に日摩尼(にちまに)の御手をあてて見えるようにしてやろう」とあるのを知り、薬師寺の東門の所にすわり長年千手観音を念じていた。
阿部天皇の御代の頃、二人の人がやってきて盲人に「そなたが哀れなので目を洗ってやろう」と目を治療してくれた。
その後、盲人は見えない目がたちまち見えるようになって「きっと観音様が人に変じて助けてくださったのだ」と涙を流し喜んで尊んだと伝える。
(今昔物語巻16の23)
「日摩尼」 観音が左上方第1手にもっておられる宝珠のことで太陽の象徴 |
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木曽檜材は日本の木彫(国宝、重文など)に古来より使用されてきた最高の彫刻材です。かぐわしい香りがして美しく、時代が経つほど檜の良さがでてきます。縁起の良い陽木ですから一般家庭のお仏壇用、会社事務所などの守護仏などには最適です。 |
天神像(菅原道真公)解説
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身分の低い学者の家の生まれながら、政治家として右大臣の位まで登った天才的学者で、晩年は悲運でありましたが、後に「学問の神」として崇められるようになりました。12世紀以降は各地に天満宮が出来て、十一面観音が天神さまの本地として祀られるようになりました。
色々な天神像
衣冠束帯姿の天神像 当ページ天神像作品のような衣冠束帯の姿が一般的で、両目を見開き、怒りの表情をした彫刻や絵は、道真の怨みを表す。当ページの作品は、仏像彫刻の技法を使って、道真の高潔で天才的学者、政治家としての人格を強調した悟りのお姿です。宮城県宝照寺蔵。
仙冠道服姿の渡唐天神像 頭巾をかぶり道服を着て梅の枝を持つお姿は、道真が一夜にして宋に渡り禅僧を尋ねたという説話像。福岡 水鏡天満宮天神様
僧形天神像
合掌して袈裟を付けた座像に滋賀 太田神社天神像がある。
この天神像は荒神像や牛頭天王などの垂迹部に入ります。 |
仏像販売木彫・天神像(菅原道真公)画像一覧
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