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木彫極彩色像が出きるまで
( 七面天女像編)

七面天女木彫像(木曽檜)への極彩色は、日本古来の日本画の知識が必要です。使用する絵の具は膠(にかわ)によって接着します。また、岩絵の具という粒状の絵の具を使用して、しかも絵の具が流れやすい立体の木という素材に彩色しますから、相当の熟練を要します。また、素材は当然、彩色後収縮の少ない木曽檜の乾燥材を使用します。
1,膠を作る
土鍋で三千本を時間をかけて煮ます。濃さは絵画用より濃くしないと剥落の原因になります。
2,ドウサ(膠水)を作る
ぬるま湯と膠、明礬(ミョウバン)で作ったドウサを木の表面に引きます。
3,胡粉(ごふん)を作る
日本画の技法で最も難しいですが、彩色の下地、中間色の作成、白色の発色には、この貝殻から作った胡粉の出来が鍵です。花胡粉のからずり
4,胡粉団子の百叩き
5,熱い湯でよくこねること5〜6回。
6,水干して胡粉の出来上がり

7,木地仕上げ段階の七面天女像にドウサ引き。4回くらいでドウサします。いきなり濃く引くと膠分だけが表面に残ってしまいますので注意。
8,胡粉で下地塗り
これも3〜4回繰り返します。
金箔部に金箔施し
岩絵の具、金泥を膠でとぐ
下地塗り
上塗り岩絵の具の発色を良くするため、下地は上塗り色と反対色を塗ります。下地の色で上塗り色は相当に変化します。
七面天女極彩色像が完成しました。絵の具は天然物を使用しておりますので数百年は色の変化もなく華麗さを保てるでしょう。ただし、極彩色の仏像は水には弱いので、濡れたぞうきんで拭かないよう気をつけてください。
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 奈良時代方式 仏像の極彩色

この仏像は七面山の山頂にある敬慎院七面大明神、日蓮宗では特に有名ですが極彩色で荘厳美麗、お顔は福々しいですが目や口に慈愛と威厳が感じられる傑作です。ご寺院さまからの依頼でそのお姿を現代に蘇らせようと瑞雲流に慈愛深く威厳のある極彩色像に制作しました。その過程解説写真画像付きですが、極彩色修法は奈良時代国宝を修復された私の極彩色の師匠である戸田先生の影響を受け奈良時代方式です。
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