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多聞天  持国天  増長天  広目天 

四天王像
仏像事典写真画像付き

国土と国民を護る仏たち

 多聞天  持国天  増長天  広目天

四天王像 瑞雲作オリジナル
木曽檜木地. 商品番号 4tenno-h1 お仏壇サイズ

四天王の解説

四天王とは

四天王とは欲界六道の天上界の六欲天という人間界に近いまだ欲望のある世界の中の第1天、四大王衆天(しだいおうしゅてん)に住んでおられます。須弥山頂上のとう利天(とうりてん)に住む帝釈天に仕え仏法を護っていて、
多聞天は北方の北倶廬洲(ほっくるしゅう)
持国天は東方の東勝神洲(とうしょうしんしゅう)
増長天は南方の南瞻部洲(なんせんぶしゅう)
広目天は西方の西牛貨洲(さいごけしゅう)を守護しているとされます。

四天王像とその時代

飛鳥時代

四天王は古来から重要視されていて、法隆寺金堂には四天王像(木造 国宝 7世紀飛鳥時代)が四方に安置されている。これら4体の像は中国色の強いもので動きの少ない直立像である。しかし、お顔はこの時代特有の口元がアルカイックスマイルでかすかな微笑を浮かべています。怒っている表情は怒り眉のみで目も愁いを含んだ伏し目の菩薩の目です。私はこれら法隆寺の像などの古式お顔からヒントを得てアート仏像、微笑仏は誕生しました。とてもかわいい仏さま達なのでご覧ください。

天平時代

奈良時代になると護国の経典として金光明最勝王経(こんこうみょうさいしょうおうきょう)が重要視され、その中の「四天王護国品」の内容が国の王が金光明最勝王経を信仰すれば、四天王が王と国家を外敵や災いから護ってくれるということから聖武天皇はこの経典をよりどころとして全国に四天王による護国の寺、国分寺を建てさせ、全国の国分寺の総本山東大寺も出来ました。
 そのなかで、最も有名なのが東大寺戒壇院の四天王像(塑像 国宝 8世紀)です。4体とも体に動きがありお顔や手足の表現も写実的になり美術的価値も高い作品です。右手に剣を持って兜を被る持国天、目が三白眼で瞳が上をむくお顔が印象的な広目天、4体で唯一、開口している忿怒形(ふんぬぎょう)の増長天、右手に宝塔を捧げ持つ多聞天など現在でも多くの仏像ファンを魅了しています。

平安時代

東寺、正式には金光明四天王教王護国寺秘密伝法院というそうですが弘法大師空海の密教曼荼羅の仏像として4体の四天王が東寺講堂に祀られています。密教の仏像らしい恐ろしい忿怒相、造形的にも優れた作品とされています。
定朝様式の優美な四天王像
藤原時代に現れた定朝は優美な仏像が当時の絶賛を受け定朝様式という名が出来ました。浄瑠璃寺の四天王は優美で華麗な彫刻技法が特に優れた仏像です。おそらく各時代の中で最もスタイルの良い造形的にもしっかりした四天王像であると私はみています。お顔は丸く目鼻が中央にまとまり眉がつり上がったお顔は京都平等院定朝作の阿弥陀如来像を彷彿させ平安時代という一ッの象徴のように思えます。

鎌倉時代以降について

鎌倉時代以降は興福寺南円堂の慶派仏師によって造られた四天王像がいかにも武家の時代らしく写実的で体の微妙な動きも表現していて優れた造形仏像です。しかし、鎌倉時代以降は単体として毘沙門天が注目されるようになりました。例えば、大和の国一帯を支配し多聞城を築いた松永久秀、春日山城に毘沙門堂を建てた上杉謙信、戦に刀八毘沙門天(とばつ)を持参した武田信玄など戦勝の神として武神の代表となりました。

この仏師瑞雲作 四天王像の特徴

対をなす四天王像

仏師瑞雲作 四天王像は独特のオリジナルパターンがあります。多聞天と広目天は左手は持物を持ち右手は下方に少し出した形で対をなしています。また、持国天と増長天も対をなしていて片手は武器を振りかざし、片手は腰に置いています。しかし、持国天が腰の位置に宝珠を持つのは陀羅尼集経から来ています。宝珠を持つ持国天像は非常にまれですが福岡観世音寺四天王像(木像 国宝 平安時代後期)の持国天も右手に宝珠を持っています。これは四天王の大威徳を表します。瑞雲作の持国天も今は戦乱の世でないのだから現代風に最適化して右手に宝珠を持たせました。対に造られる例は多いようで運慶作と伝わる2メートルを超える四天王像で著名な千葉勝覚寺持国天と増長天、大阪金剛寺の二天も対をなしています。

反り返った長袂衣の仏像、四天王像

また当ページ四天王像は上記のような過去の傑作を参考に彫刻していますが、過去には殆ど見られない形として、普通は片方の腕から垂れる衣長袂衣(ちょうけつい)が腕肘の後ろへ風にたなびき反り返っている形です。仏像の歴史に類を見ない形で、袖を斜め下方向へ垂らすより造仏上材料の巾を節約出来ることで自然保護の観点からも有意義ではないかと考えます。

また、何と縁起の良いことか神霊が降臨されたとき突然に神風がふいて袖が翻ったお姿でもあります。神仏の威徳は強大で、実際に遭遇した人でないと分からないでしょうが、神仏が降臨されるときの様は想像を絶する風が吹きます。とても過去の仏像遺品の衣のような穏やかな風に吹かれる衣ではありません。筆者が体験し仏像の形で出現された聖観音さま、毘沙門天さまとの出会いの様子を是非お読みください。長袂衣後ろ上部へ反り返った彫刻に、能勢の妙見菩薩像坐像があります。こちらも是非ご覧ください。(参考図書 四天王 学研、 仏教美術 奈良国立博物館)

四天王像 仏像販売

商品番号 4tenno-h1
仏像名 四天王像
生産地 日本
材質 木曽檜 日本産 
制作者 日本人仏師 瑞雲
仕様 銘刻・木地仕上げ

彫刻販売価格 数量(3体以上のご注文)割引後の価格です。
(瑞雲作銘刻、木曽檜木地仕上げ、業者数量割引あり。)
寺院用本尊・寸法・極彩色。金箔・彫刻度・をご指定の場合はお見積もりをご利用ください。
4tenno-h1寸法 8.8×6.5×24.8cm 身丈頭頂 17.2cm 4体一組ですが個別の制作承ります。
商品番号 身丈
頭頂
総丈 材質 彫刻度 特別価格
4tenno-h1 17.2cm 24.8cm 木曽檜 ¥788,000
4tenno-h2 20.3cm 30cm 木曽檜 ★★★ ¥980,000
4tenno-h3 23.8cm 35cm 木曽檜 ★★★ ¥1,500,000

彫刻度★普及仕上げ ★★極上仕上げ ★★★最高仕上げ

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 四菩薩像
法華経涌出品第十五に大地から湧き出た上行菩薩、無辺行菩薩、浄行菩薩、安立行菩薩を四菩薩といいます。とくに日蓮聖人は上行菩薩を重要視し、ご自分のことを「上行菩薩の生まれ変わり」とされました。末法守護の仏さま達で、日蓮宗寺院ではこの四体の仏像は必ず見かけられます。

 八大龍王
法華経では世界の海中や水中に八つの龍がいるとされ、難陀竜王、跋難陀竜王、沙伽羅竜王、和修吉竜王、徳叉迦竜王、阿那婆達多竜王、摩那斯竜王、優鉢羅竜王のことで、難陀、跋難陀龍王が代表格で、普通は難陀竜王の仏像を八大竜王像と呼んでいます。雲を呼び雨を降らす・井戸の神・商売繁盛・事業繁栄・漁業、水産加工業、農業守護・飲食業守護・芸能守護・接客業、各種サービス業守護と幅広く水の関した事柄にご利益があります。

 十二支守り本尊
生まれ歳の干支(えと)によって、それぞれの守り本尊、守護仏像が割り当てられております。成立は江戸時代初期と見られ、占術の影響も受けています。十二とは縁起の良い数字で1年がちょうど12ヶ月ありますね。方位にも年にも月にも日にも時間にも干支があるのをご存じでしたか?全ての時間や方位の中でご自分を守ってくださる仏さまは何の仏像でしょう?
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木曽檜は仏像の貴重材
肌に色艶があって芳香があり年輪が細かく美しく、1000年以上昔の仏像が今まで残っているほど耐久性に優れた木曽檜はお寺の本尊大作として、また一般家庭お仏壇用仏像の材料として最高に適しており使用されてきましたが。年々、大木の入手は困難になってきている貴重材です。
仏像の材料と仕上げ方法
仏像には格の高さ低さがある
「仏像の美しさ、彫刻の迫力、神仏の霊気」の三つが一体となった仏像彫刻を目ざし制作販売している僧侶で仏師瑞雲は「仏像とは神仏の魂が宿られる尊いものであり、仏師の霊格の高さにより仏像に宿られる神霊の格も違ってくる」という信念を持っております。最近はレーザー光線など機械で仏像が外国で大量生産販売される時代になりましたが、あなたはどう思いますか?
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