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十一面観音メイン 観音菩薩 観音様

十一面観音像 向源寺型



向源寺型十一面観音像の特徴について
 この像は飛鳥時代には木彫に用いられなかった檜で造られていて、髻(もとどり 頭上の髪の毛の束)から蓮台までを一木で彫ってあり、背中の2カ所に穴をあけ内部を抜いてあります。これを背刳り(せぐり)、内刳りといいます。これは木が後で乾燥したとき割れを防ぐためにされたものです。両手首、胸飾(きょうしょく ネックレスのこと)は別材で後から着けたものです。
 左手には水瓶(すいびょう 千手観音などの持物で、古代インドの水筒のこと、この中には財宝が入っている。)を持ち右手は垂れて聴衆に畏れることは無いと安心させる施無畏印です。
 腰を左にひねり右膝を少し出してS字カーブを出した体の線は実に美しく、バランスがとれています。百済観音などのように耳の後ろで一束の髪を肩まで垂らす形で、女性的優しさがあります垂髪(すいはつ)も特徴の一つです。お体は弾力のある肌で肉感的であり、胸や腹の肉のくびれをはっきり彫ってあり、腿(もも)の部分の肉付きはエキゾチックな妖しさがあります。天衣は他の観音と同じですが腕から垂れて蓮台に至る天衣の流れるような美しさはこの像をいっそう引き立てています。 また、衣紋を見ますと大波小波の繰り返しのような貞観彫刻(じょうかん)特有の翻波式衣紋(ほんぱ)で大変美しく木彫独特の良さが出ています。
(魅惑のぶつぞう 毎日新聞社より一部引用)

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 仏像の感想

向源寺の十一面観音像は2006年、東京の国立博物館で開かれた「一木にこめられた祈り」展で拝観させてもらいました。展覧会のメイン作品だったようで主要展示室お中央に展示されていましたから前から、横から、斜め前から、後ろから仏像の全てが見られました。腰を捻って立つスタイルの良い仏像の美しさに魅了されました。特に眼から鱗だったのは後ろ姿でした。向源寺の十一面観音さまの後ろ姿は何と哀愁と色気、神々しさが感じられ、まるでだれか美人をモデルにして彫刻したのではないかと思うほど生き生きとした後ろ姿でした。また、一木から天衣まで一つの木で彫刻してあるのには驚きでした。東京 男性
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仏像の手元供養

価格の高さ、土地の不足など墓地取得の困難さ、核家族化の進展などのためお墓を持てない人々が多くなっています。最近は海や樹林などへの散骨希望者が増えているそうです。価格が安く管理費もかからないため、家族に迷惑をかけたくないというのが本音だそうです。さて、手元供養ってご存じでしょうか。手元供養は遺灰をペンダントに加工して身につけたり、遺灰を仏像の胎内に入れ身近に置いて供養するものです。 当仏所では、遺灰を仏像にいれ供養したい方々のために仏像のそこに穴を開け遺灰を入れるよう加工も出来ます。詳しくはお問い合わせください。
材質について
木曽檜材は日本の木彫像(国宝、重文など)に古来より使用されてきた最高の彫刻材です。かぐわしい香りがして木肌の色艶が美しく、時代が経つほど檜の良さがでてきます。また、檜は「火の木」ともいわれ、陽運を起こす縁起の良い陽木ですから一般家庭のお仏壇用、会社事務所などの守護仏などには最適です。
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